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幼児の偏食の原因【食べない理由があります】

2021年5月16日

【偏食】

好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること。

出典 小学館デジタル大辞泉

 

ひだです。

幼児期、食に関する悩みは多いものです。

・子どもが偏食で食べられる物が少ない。

・頑張って作った料理を食べてくれない。

・どうして食べてくれないのか?

・お菓子ならたくさん食べるのに。。。

 

こんな悩みをおもちのあなたへ。

 

幼児期には。「食べない」ではなく、「食べられない」明確な原因があります。

 

だから、親がどんなに頑張って作った食事でも、子どもは食べられません。

 

食べられない原因が分かれば、気持ちがラクになり、対応もしやすくなります。

この記事では、原因として知って欲しい「3つのこと」をお知らせします。

 

 

1.幼児の偏食原因【知って欲しい3つのこと】

 

 

① 子どもの偏食は、親の責任ではない

② 酸味・苦味は、「腐敗や毒」として認識する

③ 幼児期は、舌の「味センサー」が敏感過ぎる

 

それぞれ、解説します。

 

 

①子どもの偏食は、親の責任ではない

 

初めにこのツイートをご覧下さい。

インスタ25万人フォロワーの料理家。
「長女は何でも食べるが、次女は幼児期はチョコとポテトフライばかり食べ、おかずを用意してもペッと吐き出していた」という話。人気料理家でもこういう状況。
つまり、食べないのは親の調理の問題ではない。子供側の都合。
あきらめず、成長を待ってあげるで。

 

人気料理家が作った物も、食べない子は食べません。

 

「あなたの調理の仕方が、子どもの偏食の原因ではありません」

 

このことを、まず初めに知ってください。

 

 

②酸味・苦味は、「腐敗や毒」として認識する

 

味覚の確認をしましょう。

 

五つの基本味

甘味 ごはん、パン、麺などに含まれる炭水化物 エネルギー源
塩味 塩など ミネラル
うま味 肉や魚などに含まれるアミノ酸 たんぱく質
酸味 腐敗物の存在を教える役割
苦味 毒物を教える役割

 

酸味・苦味は、「腐敗や毒」と認識し、さける味

酸味・苦味は、「腐敗・毒」として認識する味であり。

命を守るために、「さけるべきもの」として生まれつき身体に組み込まれている味です。

 

ですので、幼児期は『野菜嫌い』が多いのです。

 

この幼児期の『野菜嫌い』は、酸味・苦味をさける行為であり。

生命維持のために組み込まれた味のセンサーが正しく働いている証拠と言えます。

いわば、正常な味覚の発達なのです。

 

甘味・塩味・うま味は生命維持に必要な味

一方、甘味・塩見・うま味は、「生きていくために最低限、体にとって必要な食べ物」として認識する味であり。

命を維持するために、「おいしいもの」として生まれつき身体に組み込まれている味です。

 

ですので、お菓子なら食べるのです。

 

母乳にもこの3つの味が含まれております。

 

生活習慣病

ちなみに、生活習慣病として糖尿病や高血圧が多いのは。

 

甘味の取りすぎ→ 糖尿病

塩味の取りすぎ→ 高血圧

 

甘味・塩味は人が生まれながらに「美味しい味」として身体に組み込まれているため。

その食欲のコントロールがむずしいための、必然の結果だと思います。

 

 

③幼児期は、舌の「味センサー」が敏感過ぎる

 

味蕾(みらい)

舌にある「味を感じるセンサー」とは、味蕾のこと。

 

【味蕾(みらい)】

脊椎動物の味覚器。主に粘膜の乳頭に分布する、花の蕾(つぼみ)状の器官。頂部の小孔から味の刺激を受け、味覚神経に伝える。味覚芽

出典 小学館デジタル大辞泉

 

 

この味センサーは、子ども時代に最も多く、加齢と共に減っていく特徴があります。

 

つまり、子どもの方が味に敏感で。

酸味・苦味や苦手な味を、より強烈に感じるようにできています。

 

だから、幼児期には野菜嫌いが多いのです。

 

 

 

 

「味蕾(舌の味センサー)」は、まだ自分で食べ物を選べない乳幼児期に。

 

毒・腐敗物から命を守るための重要な機能なのです。

 

そして、年齢が上がり、自分で食べられるものを判断できるようになると。

「味蕾(舌の味センサー)」の数は減り、苦手な味も食べやすくなってきます。

 

 

こちらのツイートもご覧ください。

 

幼児期の味覚は大人とは違い、成長中であり。

小学校高学年くらいに完成するということです。

 

 

>>【参考】日本医師会「味蕾のコラム」は読みやすいですよ

 

 

2.まとめ:幼児の偏食原因【食べない理由があります】

 

 

偏食は幼児期がピークであり。

その後「味蕾の数が減り」「食の経験が広がるにつれ」食べられる物は徐々に増え。

小学校高学年くらいで味覚が完成します。

 

今、食べられないのは、腐敗物や毒から命を守る機能が「正常に働いている証拠」であります。

ですので。焦らずに、あきらめないことが大切です。

 

偏食への「基本的な4つの対応方法」はこちらをご覧ください。

 

 

偏食で悩んでいるのは、あなただけではありません【偏食ツイートへのコメント集】

 

講談社Webメディア掲載記事『幼児に偏食はない』

 

 

>>神奈川県立こども医療センター  偏食外来パンフレット

 

【参考】赤ちゃんの食事は、こちらがおススメのようです

相川晴 著 川口由美子 監修 彩図社

 

スプーン・箸の使用については、こちらをご覧ください。

 

 

 

【参考文献】

・山本 隆(1999)「おいしさの脳科学」大阪大学大学院人間科学研究科行動生態学講座

・河村洋二郎編:うま味ー味覚と食行動ー共立出版,1993.

・山野喜正,山口静子編:おいしさの科学 朝倉書店,1994.

・山本 隆:脳と味覚ーおいしく味わう脳のしくみー共立出版,1996.

・佐藤昌康,小川 尚編:最新味覚の科学 朝倉書店,1997.

・西村実穂,水野智美編:気になる子の偏食チャイルド本社,2014.

 

 

 

 

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