僕は、地域の発達相談員です。
毎日の発達相談の中で。
「毎日絵本を10冊読んでいます」
「毎日絵本を5冊読んでいます」
などという話をたまに聞きます。
樸は元保育者でもあり。
幼児期の絵本読み聞かせの重要さは実感し。
家庭での読み聞かせはお勧めしています。
では、いったい、絵本は何冊読んだらいいのか?
元保育者で、学校図書館司書教諭の資格をもつ僕が。
幼児期の絵本の読み聞かせの適切な冊数を解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格など:公認心理師(国家資格)、学校図書館司書教諭、絵本児童文学研究センター基礎講座修了、幼稚園教諭、小学校教諭など
1.絵本は何冊読むといいのか?
冊数よりも、いい絵本を選ぶことが重要です。
ストレスを抱えながら毎日十冊読むよりも。
「余裕のあるときに」「たまに」「親も楽しみながら」
いい絵本を、一冊読むことで十分です。
親がどんな気持ちで絵本を読んでくれているか。
子供は見透かしているからです。
2.園でも、毎日読み聞かせをしています
保育園・幼稚園・認定こども園でも、毎日読み聞かせはしています。
ですので、幼児期に必読と言われる絵本は。
園生活の中で、ほぼ読んでもらえます。
自宅で、読み聞かせを頑張りすぎなくても大丈夫です。
3.いい絵本の選び方
繰り返しますが。
ストレスを抱えながら毎日十冊読むよりも。
「余裕のあるときに」「たまに」「親も楽しみながら」
いい絵本を、一冊読むことで十分です。
では、「いい絵本」は、どのように選べばいいのでしょうか?
・園の先生に聞く
→一番簡単・確実な方法で、おススメです
・図書館などの職員さんに聞く
→自宅の近くにあれば、便利です
・SNSやネットの情報
→情報の信頼性に気を付ければ、手軽な方法です
▶こちらの記事もご覧ください。
4.読み方のコツ
棒読みでいいです。
登場人物に合せて、声色を変える必要はありません。
いい絵本は、作者と編集者が。
子供のことを懸命に考えて作られていて。
それだけで完成されたものです。
ですので。
読む人は、ただ読むだけでいいのです。
あえていえば。
できれば、大人も楽しんで読むと。
その気持ちは子供に伝わります。
5.まとめ:絵本は何冊読むといいのか?
冊数よりも、いい絵本を選ぶことが重要です。
できれば、親も楽しみながら。
いい絵本を、一冊読むことで十分です。
絵本は子供だけのではありません。
読み聞かせを通して。
親も楽しめるようになるといいですよね。