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『急に食べなくなった2歳』原因と対処方法【発達相談員が解説】

2023年11月3日

 

「離乳食はや一歳ごろまでは何でも食べていたのに。

二歳ごろから食べなくなった。」

 

という話は。

僕が毎日行っている発達相談の中でもよく聞きます。

 

今まで食べていたのに。

なぜ食べなくなるのか?

このままでいいのか?

どう対処したらいいのか?

 

現役の発達相談員として。

多くの偏食相談と向き合ってきた僕が解説します。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.『急に食べなくなった2歳』原因と対処方法

 

 

初めに。

650万インプレッションの、以下のポストをご覧ください。

『1歳までは何でも食べていたが、徐々に野菜嫌いになり、2歳にはほとんどの野菜を拒否するようになった』

重要なので何度も書きますが。これは、幼児期には非常に多いケ一スです。

乳児期の味覚から成長したからこそ、「この味はイヤ」とはっきり感じられるようになります。ここからスタートです。

 

その後、食の経験が広がる中で、また徐々に食べられるようになるので。『無理に』『早急に』食べさせようとすることは逆効果です(「これ美味しいよ」と自然に勧めることは構いません)。味覚の成長は、時間をかけてあげることが大切です。

 

乳幼児期の味覚は大人とは違います。味覚が成長段階なので。食べられない物が多いのは自然な姿です。特に苦味・酸味(つまり野菜類)には敏感に反応します。身体が毒物や腐敗物と感知し、命を維持するため摂取を避けるためです。食の経験が広がり、味覚が成長することで食べられる物は徐々に増えます。

 

 

2.『急に食べなくなった2歳』原因

 

 

乳児期のまだ未熟な味覚が。

少し成長していくことで。

特に酸味や苦味を拒否します。

 

酸味や苦味は腐敗や毒の味と身体が認識し。

命を守るためです。

 

つまり。

急に食べなくなったのは。

健康面に問題がなければ。

味覚が正常に成長している証拠でもあります。

 

>>詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

3.『急に食べなくなった2歳』対処方法

 

 

イヤな味覚を、しかっりと感じ取れるように成長してきたので。

ここからスタートです。

 

ここから、食の経験を重ねることで。

さらに味覚は成長し。

徐々に食べられるものは増えます。

 

飽きずに食の経験を重ねるためには。

食の経験を「広げる」ことが重要です。

 

食の経験の広げ方

・家族が食べているところを見せる

・食事をイヤな時間にしない

・食事の雰囲気を変える

>自宅の食べる場所や食器を変える

>天気のいい日に公園で食べる

>親戚や友人の家での食事

>外食

・園の給食時間を楽しく

・苦手な物も皿に少しのせる

・調理の手伝い

・栽培や収穫経験

 

>>詳しくはこちらをご覧ください。

具体的なやり方を書いております。

 

 

4.まとめ:『急に食べなくなった2歳』原因と対処方法

 

 

乳児期には何でも食べていたのに。

急に食べなくなっても。

 

焦らないでください。

 

健康に問題がなければ。

味覚の成長の証拠です。

 

ここから。

徐々に食の経験を広げてください。

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>トイレトレーニングのやり方

 

>>トイレでうんちができない理由

 

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