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子どもの滑舌を良くする方法【発達相談員が解説】

2023年8月26日

 

「せんせい」→「てんてい」「ちぇんちぇい」

「つみき」→「ちゅみき」

など。

幼児期には、まだうまく発音できないことがあります。

 

子どもの滑舌を良くしたいとき。

家庭ではどのようなことができるのか。

現役の発達相談員の僕が、具体的な方法をお答えします。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

言葉の相談も多く受けております。

大学の言語発達専攻科(ことばの教室の先生を養成する課程)では、言葉の発達についてしっかり学びました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.子どもの滑舌を良くする方法

 

 

基本的な対応

不明瞭な発音でいいので、幼児なりの言葉で会話を楽しめるようにします。

会話が多いほど、発音の学習の機会が増えます。

 

正しい発音を周囲の大人が自然な会話の中で聞かせ。

会話が増えることで学習が進みます。

 

会話を多くするには「楽しい会話」が重要です。

勉強的にならず、「自然な」「楽しい」会話がポイントです。

 

口や舌の動きをうながす方法

・口の中に食べ物を入れ過ぎず、しっかり噛む

・ストローで飲み物を飲む

・食べ物を丸呑みしない

・ガム、グミ、せんべい、きんぴらごぼう、さきいか等をよく噛んで食べる

・あめ玉を舐める

・ソフトクリームを舐める

・アイスクリームの木べらを舐める

・シャボン玉

・スイカの種飛ばし

・ぶくぶくうがい、がらがらうがい

・ストローでぶくぶく遊び

・風車を吹いて回す

 

 

2.言葉の理解を深め表現の幅を広げる遊び

 

 

言葉の理解を深め、表現の幅を広げる遊びには以下があります。

 

・クイズ遊び(なぞなぞ)

・しりとり

・「あ」のつく言葉探し

 

それぞれ解説します。

 

クイズ遊び(なぞなぞ)

「赤い物なーんだ」→(答え)りんご、イチゴ、トマト、など

「白くて四角い物なーんだ」→(答え)白い箱、豆腐、など

 

大人がたくさん出題し、表現のお手本を見せてあげます。

表現に慣れてきたら、徐々に難しくします。

 

>>子ども向け簡単クイズ

 

しりとり

子どもが答えられなかったら、ヒントを与えます。

遊びなので楽しく続けることが大切です。

 

「あ」のつく言葉探し

「あり、あめ、あかちゃん」など。

できるだけ多くの言葉を考えさせます。

 

「あ」以外の言葉でも、遊んでみてください。

 

 

3.まとめ:子どもの滑舌を良くする方法

 

 

簡単に言えば。

子どもの会話が増えれば増えるほど。

滑舌や話し方は上手になります。

 

勉強的に発音や話し方を「教える」のではなく。

 

楽しい会話の機会が増えることで。

結果的にお話が上手になることが、幼児の場合には大切です。

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>子どもの言葉の教え方

 

>>発達相談は、どこに行ったらいいのか?

 

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