幼稚園や保育園の先生に。
保護者から「手紙を書きたい」と思うときがあるかもしれません。
僕も保育者時代から、いろいろな手紙をいただき。
いろいろなことを感じました。
本記事では元保育者・現発達相談員の僕が。
「保護者から先生への手紙の書き方」について。
実体験から手紙の種類に応じた書き方や注意点を解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあります。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
1.【保育園・幼稚園】担任の先生への手紙の書き方
お礼・感謝の手紙
お礼・感謝の手紙をいただけることは。
保育者としては、とてもとてもうれしいものです。
僕も一つ一つ大切に保管しており。
仕事で行き詰ったときや、つらい思いをしたときなどに見返し。
パワーをもらっています。
便箋はどんなものでもかまいません。
素敵なものなど用意する必要はありません。
今、手元にある紙にそのままの気持ちを書いてください。
誤字・脱字があっても全く問題ありません。
形を整えるよりも、タイムリーに感謝の気持ちをいただけた方が。
いただく方はうれしいものです。
感謝するような出来事があったら。
できるだけ、時間をおかずに気軽に書いてみてください。
文例
○○先生へ
△△の母(父)です
うちの子は、この前、先生が保育園で読んでくれた「ぐりとぐらの絵本」が大好きです。
本屋さんに行ったら、あったので買いました。
今まであまり絵本は見なかったのですが、家でも毎日見ています。
先生、どうもありがとうございました。
相談・お願いごとの手紙
相談・お願い事は、親も先生も忘れてしまわないように。
手紙よりも連絡帳に記入した方が良いかもしれません。
記録として後から見ることもできるからです。
連絡帳に簡単な内容を書いておき。
あとから、送迎のときや電話で少し詳しくお話してみてはいかがでしょうか。
文例
○○先生へ
△△の父(母)です
最近家での食事は、以前食べていたものも残すことが多くなりました。
保育園の給食は、全部食べたとは言っていますが、いかがでしょうか?
今度先生からのお話を直接聞いてみたいです。
クレームの手紙
手紙や連絡帳ではなく、言葉で直接伝える方がいいかもしれません。
手紙や連絡帳は、相手にも後々まで残るものだし。
感情が高まった状態のまま書いてしまうと。
書かなくてもいいような内容まで、書いてしまうかもしれないからです。
いそがなくても大丈夫な問題であれば。
少し時間をおいた方が、「冷静に客観的に」話ができると思います。
ただし、「いつ・誰に・どのように話したか」については。
自分が後から確認できるように、自分の記録は残しておいた方がいいです。
2.手紙の注意点
うれしい気持ちや感謝の気持ちを伝える内容であれば。
相手にも自分にも気持ちの良いものです。
ですから、あまり形にとらわれず。
できるだけスピーディーにタイムリーに伝えた方が相手もうれしいものです。
しかし、クレームの内容の手紙には注意が必要です。
クレームを伝えたくなったその時の気持ちのまま、手紙を書き渡すと。
冷静になったときに、あんなこと書かなければ良かったと後悔することがあるかもしれません。
また、手紙は相手に後々まで残るものです。
緊急を要するものでなければ。
時間をおいて冷静になってから伝えることは大切です。
3.まとめ:【保育園・幼稚園】担任の先生への手紙の書き方
メールやSNSが主流の時代ですが。
手紙をもらったときのうれしさは今も変わらないものです。
デジタルとは違う、手作りの温かさを届けられるのではないでしょうか。
誤字・脱字など、あまり形式にとらわれすぎると。
いつまでたっても手紙は書けません。
特に、感謝の手紙は。
思い切って書いてみると、相手は想像以上に喜ぶものです。
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