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子どもの「うそ」【心理と対処法】

2023年1月2日

 

「子どもがうそを言っているな」と感じたとき。

「うそ」を言うのはやめさせたいですよね。

 

ただ、そのときに。

「子どもは、なぜ”うそ”を言ったのか」を考えることは大切です。

 

本記事では、現役の発達相談員で、毎日地域の発達相談を受けている僕が。

なぜ子どもは「うそ」を言うのか?

その心理と適切な対応方法を解説します。

 

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1.子どもの「うそ」【心理と対処法】

 

 

子どもがうそを言う大きな理由は、二つです。

 

①大人(親や先生)に叱られたくない

②現実と空想・願望が混ざっている

 

子どもがうそを言うのは、大人をだまそうとするより。

 

「うそを言わざるを得ない状況だった」ととらえた方が良いです。

 

それぞれ解説します。

 

①大人(親や先生)に叱られたくない

幼児の場合。特に、日々きびしく叱られることが多い場合には。

そこから逃れようとして、うそをつくことがあります。

 

うそは良くないですが。

子どもへの「関わり方」や「伝え方」を変えてみるきっかけになるかもしれません。

 

②現実と空想・願望が混ざっている

子どもは、ままごとや役になりきったごっこ遊びが大好きですよね。

幼児期は現実と空想が混ざる時期なのです。

 

ですので。

空想や願望を実際にあったことのように話すことがあります。

 

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2.子どもの「うそ」の対処法

 

 

①大人(親や先生)に叱られたくないための「うそ」

子どもの行動を分ける

叱る必要があるときはありますが。

 

叱るべき行動と、見過ごしてもいい行動を分けると。

叱ることは減らせるかも知れません。

 

「行動の分け方」はこちらを参考に

 

正直に話せたときには

指導すべきことはありますが。

正直に話せたことは、ほめてあげてもいいのではないでしょうか。

 

そのことで、次回も正直に話してくれるかもしれません。

 

②現実と空想・願望が混ざっているための「うそ」

昨日も保育園にきていたのに。

「昨日ディズニーランドに行ったんだよ。そしてミッキーさんに会ったよ」

というような話をする子がいます。

 

以前に行った楽しい記憶を思い出したか。

行きたい願望から、そのような話をしたのかもしれません。

 

この場合は、事実ではない話をしたことを責めるのではなく。

「そうなんだね」と受け止めてあげてもいいのではないでしょうか。

 

成長とともにそのような話はしなくなります。

 

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3.「うそ」が言えるのは、成長でもあります

 

 

うそは良くありませんが。

 

例えば、叱られたくないためについたうそでも。

叱られないように自分で考えて事実と違うことを言うこと自体は。

成長したからこそできることでもあります。

 

このように考えると、少し冷静に対応できるかもしれません。

 

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4.まとめ:子どもの「うそ」【心理と対処法】

 

 

幼児期のうそは。

相手をだまそうとして意図的に言ったのではなく。

「そう言わざるを得なかった」ことです。

 

もちろん、指導することは必要ですが。

そのような子どもの気持ちに配慮してあげることも大切です。

 

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