全般 投稿記事一覧

子ども叩いてしまう方へ【現役の発達相談員が解説】

2023年10月2日

 

今、この記事をご覧になっているのは。

 

子どもを叩いてしまって。

後悔の気持ちで一杯になっている方だと思います。

 

子どもへの愛情が無いから叩くのではなく。

「叩かざるを得ない状況」になっているのだと思います。

 

そんな方に。

長年、発達相談を担当している僕から。

是非お伝えしたいことを書きました。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

スポンサーリンク
 

 

 

1.子ども叩いてしまう方へ

 

 

叩いてしまうのは、あなただけではありません

子どもを叩くのは、あなただけではありません

周囲の人は言わないだけです。

 

まず、このことを知ってください。

 

日々、発達相談を受けている僕は。

多くの保護者から聞きます。

 

 

2.子ども叩いてしまう理由

 

 

孤立が大きな原因です

子どもへの愛情はあるのに、叩いてしまいます。

愛情が無いわけではありません。

 

叩いてしまう大きな理由は「孤立」です。

 

肉体的にも、精神的にも。

子育てを「一人で」頑張らなければならない状況で。

 

“叩かざるを得ない状況”に追い詰められている結果と僕は思っています。

 

親自身が、子ども時代に叩かれることが多かった

親ご自身が、子どもの頃に親に叩かれて育った場合。

自分の子にも、そうしてしまう場合があります。

 

親が子育てのモデルになるからです。

 

そうした場合も。

叩くことを辞めたいと思っているなら。

必ず変えられます。

 

 

3.子ども叩いてしまう対処法

 

 

子育ての話を安心してできるところを探す

子どもを叩いてしまう大きな原因は「孤立」です。

一人での子育ては、つらいです。

 

是非、他の人とつながることを考えてください。

 

まずは、話をするだけでも気持ちがラクになります。

 

具体的な育児方法を知る

子育ては難しいです。

親だから、すぐに分かるわけではありません。

 

具体的な育児方法が分からないため。

叩いて教えようとすることがあるかもしれません。

 

下記で紹介した所で。

子育ての話と、育児の具体的な方法を聞いてください。

 

 

4.子育ての話ができるところ

 

 

無料で相談ができる公的な場所

保健センター・保健所

→乳幼児健診を受けたところです。

 

児童相談所

→来所での相談もありますが。

まずは、電話で問い合わせてみてはいかがでしょうか。

 

地域の教育委員会

→教育委員会の相談機関で。「教育センター」「教育支援センター」等の名称で相談できる場所があります。

 

児童家庭支援センター

→児童福祉法に基づき設置された児童福祉施設で、相談員や心理担当職員など専門の職員が、子育てやご家庭に関するさまざまな相談をお受けしています。 必要に応じて、区役所など関連する機関と協力をしながら、相談の内容について一緒に考え、解決に向けたお手伝いをします。

 

地域の子育てサロン

→子どもを遊ばせながら子育ての相談ができます。

当日相談員がいるか、事前に電話で確認するといいでしょう。

 

地域の保育園・幼稚園

→お住まいの地域の保護者を対象に、子育て相談を実施している園があります。

電話で問い合わせてみてください。

 

話しやすい場所で

無料で、公的な場所がおススメですが。

ご自分が、話しやすい場所を選ぶことが一番大切です。

 

どの場所を選んでも、人間ですので相性があります。

合わない場であれば、遠慮せず別の場所を探してください。

 

 

5.まとめ:子ども叩いてしまう方へ

 

 

つい、子どもを叩いてしまうのは。

「子育ての孤立」が大きな原因です。

 

パートナーが同居していたとしても。

精神的・肉体的に協力がなければ、孤立します。

 

まずは、無料で信頼できる協力者を探すことが大切です。

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>子どもの褒め方

 

>>子どもとの遊び方

 

>>子どもが話を聞かないときの対処法

 

スポンサーリンク



-全般, 投稿記事一覧

© 2024 ひだ ゆうweb