幼児期は。
自分の興味のあること以外、なかなか話を聞いてくれないものです。
でも、どうしても話を聞いて欲しいときはありますよね。
子どもに大切な話があり、それをどうしても聞いてほしいとき。
どのようにするとしっかり聞いてくれるのか?
毎日、幼稚園・保育園を巡回している現役の発達相談員の僕が。
「子どもが話を聞く方法」をお答えします。
記事の内容
1.【子ども】話を聞かないときの対応方法
対応方法は以下です。
①おだやかに
②近くにより
③視線を合わせ
④手に持っているものは下に置かせ
⑤ゆっくり・短く話す
それぞれ解説します。
①おだやかに
どうしても話を聞いてほしいときには。
まず親も落ち着いてください。
②近くにより
子どもが話を聞けないときは。
距離が離れていることが多いです。
子どもの近くに行くだけで聞ける場合があります。
③視線を合わせ
できれば、優しいまなざしで。
④手に持っているものは下に置かせ
手におもちゃなどを持っていると話に集中できません。
手から離し、下に置かせることは重要です。
⑤ゆっくり・短く話す
話が長くならないよう。
「短く」「ゆっくり聞き取りやすいように」話します。
話は、短ければ短いほどいいです。
2.話をきかない心理と理由
①おだやかに
②近くにより
③視線を合わせ
④手に持っているものは下に置かせ
⑤ゆっくり・短く話す
それぞれ解説します。
①おだやかに
きびしい口調で話をすると。
子どもは「怒られた」という思いだけが残り。
話の内容が頭に残りません。
できれば、おだやかに対応することは大切です。
②近くにより
子どもが話を聞けないときには。
「距離が遠い」ということが一番多いのではないかと思っています。
例えば、親が家事などの作業をしながら。
少し離れた所で遊んでいる子どもに話しかけるときです。
忙しいと、ついつい遠くから大きな声で話をしてしまいがちですが。
距離が遠いと、子どもは「自分のこと」として聞いてくれません。
③視線を合わせ
近くに寄り、子どもの背の高さで視線を合わせることで。
子どもは、より「自分のこと」として聞けます。
④手に持っているものは下に置かせ
子どもは、手におもちゃを持っていると。
一見聞いているように見えても、おもちゃに気持ちが向いて聞いていません。
おもちゃは下に置かせるか、できれば目につかない所に置かせてください。
「手には何も持たせない」は。
幼児に話を聞かせるときには特に重要と思っています。
⑤ゆっくり・短く話す
親の感情が高ぶっていると話が「早く・長く」なりがちです。
しかし、話が「早く・長く」なると。
話のポイントがあいまいになり、幼児は話の内容を理解しにくくなります。
3.まとめ:【子ども】話を聞かないときの対応方法
子どもが話を聞いてくれない一番多い場面は。
親がキッチンで調理をしながら、少し離れた居間で遊んでいる子どもに話しかけるときです。
どうしても聞いてほしい内容のときには。
まずは、調理の手をとめ。
①おだやかに
②近くにより
③視線を合わせ
④手に持っているものは下に置かせ
⑤ゆっくり・短く話す
です。
余裕のあるときには試してみて下さい。