投稿記事一覧 生活

子どもの褒め方の例【発達相談員が解説】

2023年8月15日

 

子どもを褒めることは大切と言われますが。

 

実は、褒めることは「とても難しいこと」です。

叱る方が、ずっとずっと簡単です。

 

ですので、つい叱りすぎてしまうことが多くなってしまうのかも知れません。

 

元)保育者、現)発達相談員の僕が、具体的な褒め方例を紹介します。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあります。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

ペアレントトレーニングの指導者講習も修了しています。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

スポンサーリンク
 

 

 

1.子どもの褒め方の例

 

 

・努力を認める

・成長を強調する

・内面的な特徴を褒める

・目の前の行動に注目する

・成果について他者と比較しない

・目配りと感謝の言葉

 

それぞれ、具体的な褒め方を紹介します。

 

努力を認める

成果だけでなく、努力を褒めることが重要です。

子どもが頑張っていることに対して、その努力を認める言葉をかけてあげましょう。

 

「運動会のかけっこ、最後まで頑張って走れたね。えらいよ」

 

かけっこの順位ではなく、努力を評価します。

 

成長を強調する

子どもが進歩していることを褒めると、自信ややる気を高めることができます。

 

過去と比較して、成長を強調する方法が効果的です。

 

「年少さんの時より、すごく速く走れたよ」

 

他人との比較ではなく。

過去の自分と比較し、成長を認めることが大切です。

 

内面的な特徴を褒める

子どもの内面的な特徴や、素晴らしい性格を褒めることも大切です。

 

優しさ、思いやり、勇気など、個々の良い特徴に注目してください。

 

「泣いている子の頭を撫でてあげていたね。あなたは本当に優しい子だね。」

 

子どもが持っている素晴らしい要素を認めることが大切です。

 

目の前の行動に注目する

子どもが目の前で行っている具体的な行動や努力に対して。

時間をおかずに、「すぐに」褒めると効果的です。

 

「ご飯を食べるのが早くなったね!フォークやスプーンを上手に使って食べられているよ」

 

目の前の行動を、すぐに褒めることで。

 

子どもは、自分の行動が認められていることを強く感じることができます。

 

成果について他者と比較しない

子どもを褒める際には、他の子供や兄弟姉妹と比較することは避けましょう。

個々の成長や努力を評価することに焦点を当てることが大切です。

 

「トマトを少し食べられるようになったね。野菜を食べられるようになったのはすごいよ。」

 

といったように、他者との比較を避け、子供自身の成長にフォーカスします。

 

目配りと感謝の言葉

子供が日常生活で行っていることに目を配り。

それに対して「感謝の言葉」をかけることも効果的です。

 

「お部屋を片付けてくれたんだね。ありがとう!キレイになって気持ちがいいよ」

 

子どもの行動に対する感謝と価値を伝えます。

 

 

2.まとめ:子どもの褒め方の例

 

 

子どもを褒めることは簡単ではありませんが。

褒め方に慣れてくると、徐々に要領が分かってきます。

 

褒め方に慣れるためには。

子どもを褒めようと心に決め、継続することが大切です。

 

重要なのは。

褒め言葉を通じて子供に自信を与え、成長や努力を認めることです。

 

子供が自分自身を肯定し。

自己評価を高めることができるような褒め方を心掛けてください。

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>子どもの褒め方のコツ

 

スポンサーリンク



-投稿記事一覧, 生活

© 2024 ひだ ゆうweb