投稿記事一覧 生活

子どものグズグズで、イライラ対処法【発達相談員が解説】

2023年9月9日

 

「服の着替え」「歯磨き」「幼稚園の準備」等々。

 

子どもが自分でやって欲しいことがあっても。

グズグズしてなかなか進まず。

親はイライラすることがあります。

 

そんなとき、どう対処すると親のイライラは減るのか?

 

現役の発達相談員で、公認心理師の僕が。

その方法を具体的に解説します。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

スポンサーリンク

 

 

1.子どものグズグズで、イライラ対処法

 

 

イライラの減らし方

子どもの「やって欲しいこと」や。

「やるはずだ」と思っていることが多いと。

親のイライラは増します。

 

ですので。

まずは、「やって欲しいこと」を少なくすると。

イライラは減ります。

 

では、どうするとやって欲しいことは少なくできるのでしょうか。

 

やって欲しいことの減らし方

①絶対にやって欲しいこと

②できればやって欲しいこと

の二つに分け。

 

さらに、①の絶対にやって欲しいことの優先順位を決めます。

 

スポンサーリンク

 

2.やって欲しいことを減らす具体例

 

 

例えば以下のことを、

「子どもが自分でやって欲しい」と思っているとします。

 

<朝>

・朝起きたらパジャマを脱ぐ

・服を着る

・顔を洗う

・朝食を自分で食べる

・歯を磨く

・幼稚園に行く準備をする

<幼稚園から帰ってきたら>

・手洗い、うがい

・汚れた服、タオル、コップを出す

・園カバンを所定の場所に置く

<寝る前>

・お風呂

・歯磨き

・パジャマを着る

 

これを分けると。

(分け方は各家庭の考えにより変わります)

 

①絶対やって欲しいこと
1.手洗い・うがい

2.園かばんを所定の場所に置く

3.服を着る

4.幼稚園に行く準備をする

②できればやって欲しいこと
1.汚れた服、タオル、コップを出す

2.朝起きたらパジャマを脱ぐ

3.パジャマを着る

4.顔を洗う

5.朝食を自分で食べる

6.歯を磨く

7.お風呂

 

「①絶対にやって欲しいこと」は、今現在、できそうなことから選び。

さらに、絶対にできそうなことから優先順位をつけます。

 

同じように「②できればやって欲しいこと」にも優先順位をつけます。

 

「①絶対にやって欲しいこと」の優先順位の高い事柄ができたら。

まず、良しとして。

徐々にできることを増やします。

 

まずは、「①絶対にやって欲しいこと」を全てできるようにし。

次に「②できればやって欲しいこと」を少しずつできるようにします。

 

初めは①を厳選し、少なくスタートすることがポイントです。

 

スポンサーリンク

 

3.朝のやって欲しいことは、減らした方がいいかもしれません

 

 

朝の時間は忙しく、イライラしやすい時間帯です。

 

朝の「やって欲しいこと」は。

できるだけ少なくした方がイライラは減ります。

 

スポンサーリンク

 

4.まとめ:子どものグズグズで、イライラ対処法

 

 

やって欲しいことが沢山あり。

やってくれないことが多いほど、イライラは増えます。

 

ですので。

やって欲しいことを優先順位で選び。

数を減らすことでイライラは減ります。

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>子どもの褒め方の例

 

>>叱られても響かない子どもの心理と対処法

 

>>「一番になりたい」子どもの心理と対応方法

 

スポンサーリンク



-投稿記事一覧, 生活

© 2024 ひだ ゆうweb