「服の着替え」「歯磨き」「幼稚園の準備」等々。
子どもが自分でやって欲しいことがあっても。
グズグズしてなかなか進まず。
親はイライラすることがあります。
そんなとき、どう対処すると親のイライラは減るのか?
現役の発達相談員で、公認心理師の僕が。
その方法を具体的に解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
記事の内容
1.子どものグズグズで、イライラ対処法
イライラの減らし方
子どもの「やって欲しいこと」や。
「やるはずだ」と思っていることが多いと。
親のイライラは増します。
ですので。
まずは、「やって欲しいこと」を少なくすると。
イライラは減ります。
では、どうするとやって欲しいことは少なくできるのでしょうか。
やって欲しいことの減らし方
①絶対にやって欲しいこと
②できればやって欲しいこと
の二つに分け。
さらに、①の絶対にやって欲しいことの優先順位を決めます。
2.やって欲しいことを減らす具体例
例えば以下のことを、
「子どもが自分でやって欲しい」と思っているとします。
<朝>
・朝起きたらパジャマを脱ぐ
・服を着る
・顔を洗う
・朝食を自分で食べる
・歯を磨く
・幼稚園に行く準備をする
<幼稚園から帰ってきたら>
・手洗い、うがい
・汚れた服、タオル、コップを出す
・園カバンを所定の場所に置く
<寝る前>
・お風呂
・歯磨き
・パジャマを着る
これを分けると。
(分け方は各家庭の考えにより変わります)
①絶対やって欲しいこと |
1.手洗い・うがい
2.園かばんを所定の場所に置く 3.服を着る 4.幼稚園に行く準備をする |
②できればやって欲しいこと |
1.汚れた服、タオル、コップを出す
2.朝起きたらパジャマを脱ぐ 3.パジャマを着る 4.顔を洗う 5.朝食を自分で食べる 6.歯を磨く 7.お風呂 |
「①絶対にやって欲しいこと」は、今現在、できそうなことから選び。
さらに、絶対にできそうなことから優先順位をつけます。
同じように「②できればやって欲しいこと」にも優先順位をつけます。
「①絶対にやって欲しいこと」の優先順位の高い事柄ができたら。
まず、良しとして。
徐々にできることを増やします。
まずは、「①絶対にやって欲しいこと」を全てできるようにし。
次に「②できればやって欲しいこと」を少しずつできるようにします。
初めは①を厳選し、少なくスタートすることがポイントです。
3.朝のやって欲しいことは、減らした方がいいかもしれません
朝の時間は忙しく、イライラしやすい時間帯です。
朝の「やって欲しいこと」は。
できるだけ少なくした方がイライラは減ります。
4.まとめ:子どものグズグズで、イライラ対処法
やって欲しいことが沢山あり。
やってくれないことが多いほど、イライラは増えます。
ですので。
やって欲しいことを優先順位で選び。
数を減らすことでイライラは減ります。
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