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「子どもと遊ぶのが苦手」の対処法【発達相談員が解説】

2023年5月20日

 

子どもと遊ぶのが「つらい」「しんどい」という方は少なくありません。

幼児なら、なおさらです。

親だから子どもと楽しく遊べるわけではありません。

 

元保育者で現発達相談員の僕が。

子どもと遊ぶのは、なぜつらいのか?

その心理と少しでもラクな遊び方を解説します。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあります。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.「子どもと遊ぶのが苦手」の対処法

 

 

「子どもと遊ぶのがしんどい」は普通の感覚

保護者から、

『子供(幼児)と一緒に遊ぶのが苦手』

は、割りとよく聞きます。

一般の保護者であれば、ごく普通の感覚であり。『親なら楽しく遊べる』わけではありません。

園の先生が「子供と一緒に楽しそうに遊ぶ」姿は。プロだからできることで。

簡単にできそうですが、実はとても難しいことです。

 

「親だから、自分の子どもとは楽しく遊べるはず」

「自分の子と楽しく遊べないのはおかしいのではないか」

 

こう思っている方は少なくありません。

 

「子どもと遊ぶのは苦手」との思いは、ごく普通の感覚であり。

自分の子どもであっても、そうです。

 

ですので、あなただけではありません。

気にしないでください。

 

「子どもと遊ぶのが苦手」な理由

理由は以下です。

・子どもに合わせた遊び方がわからない

・子どもに合わせた言葉づかいがわからない

・性格や性別の違い

・子育てのストレスや疲れ

それぞれ解説します。

 

子どもに合わせた遊び方がわからない

特に幼児期の成長段階に合わせた遊びは難しいです。

 

大人が子どもの視点に合わせて楽しい遊びをするのは。

プロの保育者でも簡単ではありません。

 

大人同士の感覚に慣れているので。

子どもの感覚に共感することが難しいのです。

 

子どもに合わせた言葉づかいがわからない

乳児や幼児への言葉のかけ方は難しいです。

 

特に第一子の場合。

今まで大人同士の会話から、子どもとの会話になると、話が通じません。

 

どんな言葉が子どもに響くのか?

どんな内容が子どもは楽しいのか?

よくわかりません。

 

そのため、子どもと一緒に遊ぶのがしんどくなります。

 

性格や性別の違い

親と子どもの性格や性別が違う場合、共通の遊び方が見つけにくく。

遊ぶことが苦手になることがあります。

 

父親が娘とのままごとや、母親が息子との戦いごっこなど。

 

自分が遊んだ経験が少ないため。

その楽しさや遊び方の理解が難しいのです。

 

子育てのストレスや疲れ

子育ては大変な仕事であり、親がストレスや疲れを抱えている場合。

子どもと遊ぶことが苦手になることがあります。

 

子育ては大切ですが、親には他にもいろいろな用事や仕事があります。

子育てはマラソンみたいなものですので、休み休み続けていくことが大切です。

 

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2.子どもと遊ぶ方法

 

 

子どもと遊ぶのが苦手な場合。

二つの有効な方法を紹介します。

 

・絵本読み聞かせ

・子どもの遊びに入れてもらうイメージで遊ぶ

 

それぞれ解説します。

 

絵本読み聞かせ

いい絵本は、それ自体子どもが楽しめるように作られております。

ですから、親は絵本に書いてある文字を『ただ読むだけ』でいいのです。

 

役によって声色を変える必要はありません。

棒読みでいいのです。

 

それなら、あれこれ考える必要がなく、簡単にできそうですよね。

 

ただし、いい絵本を選ぶことが重要です。

園の先生や図書館などの職員に聞くといいです。

 

▶詳しくはこちらの記事をご覧ください。

>>絵本読み聞かせの効果

 

>>読み聞かせで気をつけること

 

子どもの遊びに入れてもらうイメージで遊ぶ

親が家で幼児と一緒に遊ぶ時
『子供の遊びに入れてもらうイメージで、遊んでみて下さい』と伝える事が多い

その事で親の指示的な言葉が減り。子供は自分のペースで遊んだり、話したりすることが可能となり。自由な発想を出しやすくなる。これは、保育の場でも同じ。
大人の指示的な言葉は意外と多い

 

子どもに楽しい遊ぶを教えてあげようとすると難しくなります。

保育者でも簡単ではありません。

 

ですので、子どもが今やっている遊びに入れてもらうのです。

子どもが今やっているのですから、それは子どもの楽しい遊びです。

 

子どもの隣に座って。

子どもと同じことをしたり、同じセリフを言ったりすればいいのですから簡単です。

 

そのようなことをしていると。

どのような遊び方が子どもは楽しいのかが少しずつ分かり。

子どもの世界に入っていけます。

 

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3.まとめ:「子どもと遊ぶのがしんどい」の対処法

 

 

「子どもと遊ぶのがしんどい」という感情はごく一般的なもので。

皆さん、口には出さないだけです。

 

「親なのに子どもと遊べない自分はおかしいのでは」

などと、思わないことです。

 

そのうえで。

気持ちに余裕のある時に。

 

今日は子どもと遊んでみようかなと思ったときは。

ここで紹介した、簡単にできる方法を試してみてください。

 

>>子どもと一緒に遊ぶコツとメリット

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