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【絵本】読み聞かせの効果【6選】

2021年1月23日

 

乳幼児期、絵本読み聞かせに熱心だった親も。
子が字を読めるようになると、読み聞かせをやめる方が多い。
これはとてももったいない。

幼児の場合、まだ一文字ずつの拾い読みが精一杯。物語の世界に入り込んではいけない。

子が自分で読む事だけでなく、親の読み聞かせも続ける事を勧めています。

 

極端な話ですが、

「良い絵本」と「座るシート」、あとは「走り回れるスペース」、

この3つがあれば、幼稚園はできると思っています。

 

幼児教育で「良い絵本だけは外せない」というのが。

元保育者・現発達相談員で、長く幼児教育に関わっている僕が実感していることです。

 

本記事では。

学校図書館司書教諭の資格をもち、元保育者・現発達相談員の僕が。

読み聞かせの効果と方法を具体的にお答えします。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

所持資格:公認心理師(国家資格)、学校図書館司書教諭、絵本・児童文学研究センター修了、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.【絵本】読み聞かせの効果【6選】

 

 

①親子の楽しみの時間が増える

②聞く楽しさが育つ

③親の声は安心できる

④想像力が豊かになる

⑤色々な芸術に触れられる

⑥注意点

それぞれ解説します。

 

①親子の楽しみの時間が増える

良い絵本は、書き手と絵描きと編集者が子どものために。

必死な思いで作っています。

 

いわば、専門家による『完成された遊具』なのです。

 

なので、本選びさえ間違わなければ親子で簡単に楽しめ。

 

親子での楽しい時間を作ってくれる、手ごろな強力な道具となります。

 

②聞く楽しさが育つ

大人が語りかける話に耳を傾け、楽しいという経験が繰り返さる中で。

『大人の話→ 楽しい→ また、話を聞きたい』

という気持ちになります。

 

幼児期以降、家族以外の話を聞く機会は増えます。

 

しっかりと話を聞けることは。

勉強や経験を広げていくための重要な態度となります。

 

③親の声は安心できる

例えば、子供が「これ読んで!」と持ってきても。

途中で他のおもちゃに興味が向き、それを手にする。

それで、親が読むのをやめると「もっと!」とせがむ。

 

こういうことはよくありますよね。

子供は、親の声に浸り、包まれ、安心したいのだと思います。

 

④想像力が豊かになる

絵本はページをめくるごとに、その絵は。

子どもの頭の中では動き、さらに想像を広げています。

これがテレビや動画との大きな違いです。

 

おままごとなど、ごっこ遊びが幼児期によく好まれるのは。

もともと幼児期はイメージを広げやすい時期だからです。

 

子供のイメージは一枚の絵から、無限に広がり。

お話の世界を楽しみます。

 

⑤色々な芸術に触れられる

良い絵本は。

その話の内容に応じて誰に絵を描いてもらうか、編集者によって決められます。

 

なので、その話の内容により。

さまざまな優れた描き手の絵を見ることができます。

 

⑥注意点

絵本読み聞かせの一番大事は、『親子が楽しむこと』です。

親子の楽しみのために絵本があります。

その結果として、効果があります。

 

効果のために読むことではありません。

 

 

3.絵本の選び方

 

 

”良い絵本”を

僕はこの記事の中で「良い絵本」と書いてきました。

 

絵本には、良いものがあります。

なので、それを選んでください。

 

ただ、どれがいい物なのか選ぶのは難しいので。

幼稚園・保育所に通っている方であれば。先生に教えてもらうと良いでしょう。

 

自分で選ぶ目安の一つは、

ページの一番最後に発行年数を見てください。

 

古いものは。

それだけ子どもに読み続けられているということです。

 

もし、絵本選びに迷ったら。

目安として10年以上前のものを選んでみてはいかがでしょうか。

(※最近の物でもいいものは沢山あります)

 

「物語絵本」についてはこちらをご覧ください。

 

絵本を楽しめない場合

「絵本に興味がもてない」

「パラパラめくってしまう」

ということがあります。

 

こういう場合。

その内容が難しすぎるのが一因です。

決して絵本そのものに興味がもてない訳ではありません。

 

ですので、その場合。

『全体の文字数』、『ページ数の少ない物』を選んでみてください。

そこからのスタートで問題ありません。

 

また、子どもには「ペラペラめくる時期」があります。

 

しばらくは、ペラペラしますが。

繰り返し、その子に合った絵本を与えてあげれば、必ず見られるようになります。

あきらめないことが大切です。

 

 

4.絵本の読み聞かせの方法・コツ

 

 

良い絵本は、文・絵・編集が完成されたもの。

ですので、書いてある文を”ただ読めば良い”のです。

 

役になりきって声色を変える必要はありません。

少しの時間、ちょっとだけ、心を込めてあげるだけで充分です。

 

 

5.まとめ:【絵本】読み聞かせの効果【6選】

 

 

あまり難しいことは考えずに。

まず、読んでみてください。

 

そして、親子で楽しみ、楽しい時間にすることが何より大切です。

 

そして、是非、ご自身も絵本を楽しめるといいですね!

 

▶こちらの記事もご覧ください。

>>【3歳向け】おすすめ絵本

 

>>【5歳向け】おすすめ絵本

 

>>読み聞かせの困りごと

 

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