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【発達相談】様子を見ましょう【本当の意味】

2022年10月7日

 

乳幼児健診で。

たとえば、「言葉の遅れ」を心配し、相談すると。

相談員から「様子を見ましょう」と言われることがあります。

 

そのときに。

本当に、「ただ様子をみるだけでいいのか?」「何かすることはないのか?」と。

モヤモヤすることがあるかもしれません。

 

相談員や支援者から「様子を見ましょう」と言われたとき。

その後どうしたらいいか、現役の発達相談員の僕がお答えします。

 

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1.【発達相談】様子を見ましょう【本当の意味】

 

 

相談員に以下3つを聞いてください。

 

①様子を見る「ポイント」はどこか?

②心配な様子が変わらなかったら、「いつまで」見ていたらいいのか?

③そして、次は「どこに」相談に行ったらいいのか?

 

 

2.「様子を見ましょう」は何もしないことではありません

 

 

「様子を見ましょう」は、何もしないで「ただ見ていること」ではありません。

 

自宅でやれることはやりつつ、子ども成長の変化を見ることです。

 

もし必要なら、その子にあった早期からの対応はすべきであり。

できれば、そのタイミングはのがさないことが重要です。

 

 

3.事例

 

 

例えば発達相談にこられた場合、僕であれば以下のようにします。

(あくまで、僕の場合のおおまかな一例です)

 

事例

幼稚園に入園した年少組4月。

耳の聞こえや口の中の機能に問題はないが、言葉が少なく保護者は心配で相談機関へ。

 

 

①様子を見る「ポイント」はどこか

今話せる言葉をメモしておき。

これから話せるようになった言葉も、その日にちと一緒にメモする。

言葉以外の心配はないか、幼稚園の先生にも様子を聞く。

 

②心配な様子が変わらなかったら、「いつまで」見ていたらいいのか

言葉が増えなかったり、増え方が少なかったりしたら。

夏休みにもう一度発達相談に来ていただく。親が心配ならそれよりも早く来ていただく。

親の安心が子どもの成長に大切です。

 

③そして、次は「どこに」相談に行ったらいいのか

子どもの様子を見て、このまま「発達相談を継続する」か。

「言葉の教室」や「言語聴覚士のいる耳鼻科」などほかの専門機関を紹介する。

(※適切な相談場所はお住まいの地域によって違うので、保健センターに聞いてください)

 

 

4.まとめ:【発達相談】様子を見ましょう【本当の意味】

 

 

①様子を見る「ポイント」はどこか?

②心配な様子が変わらなかったら、「いつまで」見ていたらいいのか?

③そして、次は「どこに」相談に行ったらいいのか?

 

この3つを確認し、納得できる答えがなければ。

「違う相談員に聞く」、「違う相談場所でも聞く」ことを検討してもいいと思います。

 

 

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