『家では食べない(偏食)けど。
保育園や幼稚園では食べる』
という子は少なくありません。
「給食は食べるのに、家では食べない」
理由と対処方法を。
現役の発達相談員の僕が解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
記事の内容
1.『給食は食べるのに、家では食べない』理由
場所、人、食具、調理の仕方が変わったことがきっかけで、食べます。
場所
楽しく通っているの園の雰囲気、園の皆と座る机など。
「場所が変わること」で食べてみようかな、という気持ちになれます。
人
大好きな先生や友達と一緒に食べたり。
他の人が食べている様子見たりすることで。
「自分も食べてみようかな」という気持ちになれます。
食具
園の食器、スプーン・フォーク、箸を使うことで。
家庭での食事の雰囲気と変わります。
それで、食べてみようかな、という気持ちになれます。
調理の仕方
家庭での調理の仕方が悪い訳ではありません。
味付けや、食材の切り方、調理法が『変わる』ことで。
食の雰囲気が変わり。
食べてみようかな、という気持ちになれます。
大人も。
天気が良い日の公園での食事や。
気の合う人との食事は、美味しく感じませんか。
味は舌から、感じますが。
美味しさは、脳で感じます。
雰囲気が変わることで、美味しく食べられます。
2.『給食は食べるのに、家では食べない』対処法
給食で食べていることを褒める
家では食べなくても。
給食では食べる、ということは。
成長してますよ、ということです。
ですので。
家でも早急に食べさせようと、焦らず。
まずは、園の給食で食べていることを褒めてください。
そして今後も園で食べられようにしてください。
それが、経験となり。
徐々に家でも食べられるようになります。
家でも、皿にはのせる
食べなくても。
嫌がらなければ、皿には少しだけ乗せてください。
皿になければ、食べるチャンスはありません。
▶こちらの記事もご覧ください。
具体的な対処方法を解説しています。
3.まとめ:『給食は食べるのに、家では食べない』理由と対処法
給食に限らず。
「家よりも、園では頑張る」という姿は。
多くの子にあります。
それが経験となり。
家の姿も徐々に成長します。
時々、園の様子を先生から聞き。
「園では食べている物を、家でも同じように出してみる」
ということも、試してみてください。
園生活と家庭生活の経験を、うまく組み合わせることは。
子育てのコツです。
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