子供(幼児)の手洗いは。
子供だけにまかせておくと。
「指先だけちょっと水をつけて終わり」
という感じは少なくありません。
子供の手洗いは、いつからさせるといいのか?
子供が丁寧に手洗いするには、どうしたらいいのか?
現役の発達相談員の僕が解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
記事の内容
1.子供の手洗いは、いつからさせるといいのか?
子供の手洗いは、二歳くらいから可能になります。
しかし、子供だけでは、丁寧な手洗いは難しいです。
石ケンのつけ方や、水の流し方など。
大人がそばについて、見守る必要があります。
2.子供の手洗いが難しい理由
手洗いについての、以下のポストをご覧ください。
『丁寧な手洗い』を習慣化させたい場合。
一つの方法は。可能であれば、少しの間、親が近くにいて。手洗いの様子を、見ています。そして、上手にできたら褒めます。
これをしばらく、続けます。
できるようになってきたら。親が近くにいる時間を、徐々に少なくしていきます。— ひだ ゆう🍰発達相談員【トイトレ•偏食】 (@Zteacher2017) November 7, 2023
『手洗いは、手に水をちょっと付ける程度で、ちゃんと洗いません』
丁寧な手洗いの習慣化は、簡単ではないと思います。
子供の意識は、今現在にあり。未来の事柄の為に、今頑張るが難しいからです。だから、「風邪をひかないように手洗いしましょう」などは、ピンときません。
『丁寧な手洗い』を習慣化させたい場合。
一つの方法は。可能であれば、少しの間、親が近くにいて。手洗いの様子を、見ています。そして、上手にできたら褒めます。
これをしばらく、続けます。
できるようになってきたら。親が近くにいる時間を、徐々に少なくしていきます。
子供の手洗いが難しい理由
子供の意識はいま現在にあり。
子供は「未来を予測して、いま行う」ということが苦手だからです。
例えば、外から帰ってきて。
風邪のばい菌が手についたまま、おやつを食べると。
風邪をひくかもしれない。
という、「未来を予測した行動」が難しいのです。
3.子供の手洗い習慣を身につけさせる方法
大人が、そばで見守る
もし、幼児期に習慣化させたいなら。
一定期間、大人がそばで見守ります。
上手にできているときには、褒め。
上手にできてきたら、徐々に見守りの時間を減らします。
手洗いの、掲示物を貼る
手洗いの仕方の掲示物を貼ると。
子供には分かりやすいです。
他にも、「幼児 手洗い イラスト」で検索すると色々あります。
手洗いの歌
歌に合わせると、楽しくできます。
園のやり方を聞き、真似る
幼稚園・保育園でも。
手洗い指導はしています。
園のやり方を聞き。
家庭でも同じやり方をすると、効果的です。
4.まとめ:子供の手洗いは、いつからさせるといいのか?
幼児期には。
一人で気づいて、手洗いすることは簡単ではありません。
もし、幼児期に習慣化させたいなら。
大人がそばにつき。
丁寧な手洗いを身につけさせることが大切です。
また。
幼稚園・保育園の手洗い指導のやり方を真似ると。
効果的です。
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