本記事では、元保育者で現発達相談員の僕が。
実際に子どもたちに読み聞かせをしていた経験から。
自信をもっておススメする【年長児向け絵本】を紹介し。
読み聞かせの注意点も合わせて解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
学校図書館司書教諭の資格をもち、保育者時代は園の絵本コーナーの管理もしていました。
所持資格:学校図書館司書教諭、絵本児童文学研究センター基礎講座(通信)修了、公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
あえて5冊を紹介していますが。おすすめは、まだまだたくさんあります。
記事の内容
1.【年長(5歳)】おすすめ絵本【5選】
・めっきらもっきら どおん どん
・じごくのそうべい
・ぐりとぐら
・ももたろう
・スーホの白い馬
めっきらもっきら どおん どん
へんてこな世界に迷い込んだ、少年の運命は?
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴から落ちて訪れた国は、何ともへんてこな世界でした。そこの住人“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。けれどもすでに夜。遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと……躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本です。
引用:福音館書店
じごくのそうべい
「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」綱わたりの最中に、綱から落ちてしまった軽業師のそうべえ。気がつくと、そこ は地獄。火の車にのせられ、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんと三途の川をわたってえんま大王の元へ。4人はふんにょう地獄や、針の山、熱 湯の釜になげこまれ、人を食べる人呑鬼にのみこまれます。そうべえたちははたして生き返ることができるのか、あとは読んでのお楽しみ。
引用:童心社
ぐりとぐら
ぐりとぐらは森で大きな卵を見つけました
お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。みんなの人気者ぐりとぐらは、この絵本から生まれました。
引用:福音館書店
ももたろう
昔話の面白さが味わえる「桃太郎絵本」の決定版
おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。桃をもちかえって切ろうとしたら、なんと桃からかわいい男の子が生まれました。「桃太郎」と名付けられた男の子は、おばあさんとおじいさんが用意したおかゆや魚を食べて、どんどん大きくなり、立派に成長します。そんなある日、桃太郎は鬼が島の鬼が悪事をはたらいていると聞き、鬼退治にでかけることにします。力強い絵とともに、真の昔話の面白さが味わえる1冊。
引用:福音館書店
スーホの白い馬
モンゴルが舞台の馬と少年の哀切な物語
昔、モンゴルの草原にスーホという少年がいました。ある日、道ばたに倒れていた生まれたばかりの白い子馬を世話し、大事に育てましたが……。馬と少年スーホの哀切な物語と、モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来が描かれ、感情を揺さぶられるでしょう。横長の画面を生かし、モンゴルの大平原を舞台に雄大に描ききったこの絵本は、国際的評価を受けています。
引用:福音館書店
2.大人が読んであげてください
年長児になると。
文字が読めるようになり、自分で絵本を読む子もいます。
就学前の幼児が「自分で読むこと」と、「大人の読み聞かせ」はちがいます。
幼児が自分で読めるようになっても、読み聞かせは続けてください。
幼児はまだ拾い読みで、文字を読むことで精一杯です。
空想の世界に入り込み、物語を十分楽しめません。
3.良い本を選んであげてください
日本は世界的に見て、出版大国で。絵本も膨大な量が出版されています。
その中から、ぜひ「良い本」を選んであげてください。
良い本は、保育園・幼稚園の先生や図書館の職員に聞くといいです。
自分で選ぶ"めやす"はこちらをご覧ください
4.まとめ:【年長(5歳)】おすすめ絵本
年長になると文字数・ページ数の多い本を楽しめるようになってきます。
名作は多く、種類も多いので。是非いいものを選んで親子で楽しんでください。
幼児期に本が好きになり、その後も本を楽しむ習慣がつくことは。
子どもにとって、「生涯の無形の財産」になります。
「本を読む習慣」さえあれば。
将来、勉強が必要になったとき。学校などに通わなくても、自分で勉強ができます。
また、読み聞かせを通して。
親ご自身も絵本の楽しさを再発見することと思います。
親子で絵本を楽しんでみてください。
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