自分の親や友達、園の先生や友達の親の耳たぶを触りたがる子どもがいます。
親の耳たぶならまだいいですが。
他人には迷惑になり、やめさせたいですよね。
現役の発達相談員の僕が。
子どもは、なぜ耳たぶを触ろうとするのか?
その心理と対処法を解説します。
【僕の簡単なプロフィール】
保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあります。
大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。
所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など
記事の内容
1.耳たぶを触る癖の子どもの心理
心理的な安心感やストレスの表れ
子どもが耳たぶを触る行為は、心理的な安心感やストレスの表れとして現れることがあります。
耳たぶを触ることで子どもは心地よさや安定感を得ることができるため、この癖が発生するのです。
触覚刺激は人間にとって重要な感覚であり。
触れることで安心感や愛情を感じることができます。
特に耳たぶは柔らかく触れ心地が良い部分であり。
子どもはこの部位に触れることで親の存在や愛情を感じることができます。
耳たぶを触る行為は、子どもにとって心理的な支えとなり。
日常生活や不安な状況において安心感を得る手段となるのです。
また、耳たぶを触る癖はストレスの表れとしても現れることがあります。
子どもがストレスを感じると、不安や緊張が高まります。
耳たぶを触ることで、緊張が緩和される可能性があります。
この癖は、子どもの心の中での自己調整やストレスの軽減を試みる行動とも言えます。
探索と好奇心
子どもは探索心や好奇心が旺盛です。
他人の耳たぶを触ることで。
新しい感触や異なる感触を探求しようとする心理的な要素があります。
耳たぶは目立つ部位ではありませんが。
触ってみることで新たな発見や興味を刺激される可能性があるため。
子どもはそれを試みることがあるのかもしれません。
注意すること
子どもが他人の耳たぶを触る行為に関しては。
相手の同意やプライバシーを尊重することは重要です。
子どもに対して。
他人の身体に触れる行為について適切なマナーやルールを教えることが大切です。
2.耳たぶを触る癖の子どもの対処法
対処法は以下です。
・代替手段の提供
・快適な環境の提供
・注意の転換
それぞれ解説します。
代替手段の提供
子どもが耳たぶを触りたいという欲求を満たすための代替手段を提供することが有効です。
僕も試してみてのおススメは。
膨らませていないゴム風船の中に、小麦粉を少量入れます。
その感触は耳たぶと似ています。
ほかにも。
柔らかい布やおもちゃなどを提供してみてはいかがでしょうか。
快適な環境の提供
子どもが耳たぶを触ることによって得るであろう安心感や快適さを提供することも大切です。
子どもがリラックスできる環境を整え、ストレスや興奮を軽減することが望まれます。
注意の転換
耳たぶを触る行動が問題となる場合。
『注意を転換させる』ことも効果的です。
子どもの注意を他の活動や遊びに向けることで。
耳たぶを触る行動を減らすことができます。
3.まとめ:耳たぶを触る癖の子どもの心理と対処法
耳たぶを触る子どもの心理を理解し、適切に対応することは大切ですが。
友だちや、ほかの親の耳たぶを触ろうとすることは。
迷惑にもなる行動なので、注意が必要です。
記事で紹介した対処法を試してみてください。
▶以下二つは、このブログの人気記事です。是非お読みください!!