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幼児の成長曲線【直線ではありません】

2021年2月7日

春に幼稚園入園児の相談
『初めて1回オムツを外してトイレでオシッコ成功したが、またオムツに戻った』との相談

排泄に限らず、子供の発達は"0→1"が最も難しい。
1回成功は大きな成長のあかしであり、今までの努力が正しかったという事
その後は、できたりできなかったりを繰り返しながら成長する

 

 

幼児期の成長で意識していただきたいのは、

三つです。

・できたり、できなかったりを繰り返しながら成長する

・初めて一回成功するまでが難しい

・急にできるようになる(ように見える)

 

このことを、意識していないために、

せっかく成長しているのに、あと少しのところで

あきらめ気味になる方が少なくありません。

 

では、解説します。

 

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1.幼児期の成長

 

 

できたり、できなかったりを繰り返しながら成長する

 

乳幼児期の成長は、時間に比例して

一直線に成長するものではありません。

 

排泄自立や着替え、食事の好き嫌い等々。

『できたり、できなかったりを繰り返しながら』成長します。

まずは、このことをしっかり意識してください。

 

なので、できなくなった時にあせらず、

少し長い目で見ることが大切です。

 

【 例えば、オムツを外してトイレで排泄 】

一度、オムツのを外しての排泄に成功しても。

翌日には、またオムツで、ということもあります。

 

これが、普通です。

がっかりしないでくださいね。

 

一時期、できなくなることは後退ではありません。

 

ここであきらめててしまっては、

今までの親子の努力が水の泡です。

 

 

初めて一回成功するまでが難しい

 

排せつの場合も、

オムツを外して、初めて一回成功までが一番難しい。

 

排泄の限らず、子どもの成長はすべてそうです。

 

 

トイレでおしっこができるようになるのを、成長の「1」とします。

 

周囲の大人は【0→1】の間は、特に成長が見えにくいため、

継続が難しく。

”初めての成功”までは、より険しい道のりとなります。

 

 

トイレでの排泄なら、

・実際に排泄しなくても、トイレに入ってみようと思えたり。

・座ってみようと思えたり。

 

これも、立派な成長。

【0→1】の間には目には見えない成長があります。

 

だから、大人が期待する目に見える成功がなくても。

小さな成長を感じながら、

途中であきらめないことが大切です。

 

そして、一回成功後も、できたり、できなかったりを繰り返しながら、

うず巻き状に成長します。

 

排泄以外の成長も、みな同じです。

 

 

急にできるようになる(ように見える)

 

正確に言うと。

急にできるようになった訳ではありますん。

そう見えるだけです。

 

自転車を乗れるまでには、ちょっとだけ乗れたり乗れなかったり、

【0→1】の間の『力をため込む時期』があります。

 

長時間乗れるようになったとき、

周囲には急に乗れるようになったと見えるのです。

 

 

2.まとめ

 

幼児の成長は、一直線ではなく、

できたり、できなかったを繰り返しながら、

できるようになります。

 

できない時期は後退ではありません。

周囲はあせらずに、励まし続けることが大切です。

 

 

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