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「おまる」の選び方【発達相談員が解説】

2021年12月30日

 

トイレトレーニングでおまる使用を考えている場合。

「どのおまるが良いのか?」気になる所です。

 

現役の発達相談員で、トイレトレーニングの相談も多く受けている僕が。

そのお悩みと、使い方にもにお答えいたします。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

毎日行っている発達相談では、トイレトレーニングの相談は多く受けています。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.「おまる」の選び方

 

 

僕は「イス型」をおすすめします。

 

理由は、洋式トイレと形状が似て、同じ座り方なので。

トイレへの移行がしやすいからです。

 

「おまる」の種類

おまるは大きく分けると3つあります。

①イスのようにそまま座る「イス型」

②またいで座る「またぐ型」

③両方できる「両方型」

 

①イス型

株式会社リッチェル (richell.co.jp)

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②またぐ型

Toyroyal/トイローヤル| ローヤル株式会社

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③両方型(前後両方使えます)

PINOCCNIO 株式会社アガツマ

 

注意点

どの型を選んでも。

座った時、「両足裏全体がしっかり床に付く」物を選ぶことが重要です。

身体が安定し排泄に集中できます。

 

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2.「イス」と「またぐ」のメリット・デメリット

 

 

メリット デメリット
イス型 ・パンツを下げたまま、座れる

・トイレと形状が似ているので、移行しやすい

・またぐ型に比べると、姿勢はとりづらい

 

またぐ型 ・姿勢が安定しやすい

・キャラクターものが多く親しみやすい

・イス型に比べると、またぐまでに時間がかかる

 

 

洋式トイレに形状が似ている理由で、僕は「イス型」をすすめますが。

子どもが嫌がる場合は無理しないでくださいね。

 

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3.「おまる」の使い方

 

 

おまるが排泄自立のゴールです

排泄自立の定義は、

『①おしっこを身体の中に少しの時間ためて②オムツを外した状態で③決まった場所で排泄する』(2022.ひだゆう)

と僕は考えます。

 

「③決まった場所」とは、居間やソファーなど所かまわず排泄するのではなく。

「衛生管理のできる決められた場所でする」ということなので、トイレにこだわる必要はありません。

 

トイレにこだわらず、おまるで全く問題ありません。

おまるで排泄できるなら、少し時間をかけてあげれば必ずトイレでもできます。

 

>>トイレ排泄を嫌がる理由は、以下記事をどうぞ。

 

「おまるシート」で片づけもラク

おまるの中桶にかぶせるだけの楽々装着で、使い捨て。片付けもラクです。

スズラン株式会社 (suzuran-corp.co.jp)

 

置く場所

衛生的に気にならなければ、居間やテレビの前など。

子どもがリラックスできる場がいいです。

 

自宅トイレのような「狭く」「薄暗い」場所は、子どもは苦手です。

 

初めは服着たまま座るだけでOK

トイレに抵抗がある場合は、服を着たまま「おまる」に座るだけでOKです。

 

焦らず、徐々に慣らしていきましよう。

 

>>詳しくはこちらをお読み下さい。

 

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4.まとめ:「おまる」の選び方

 

 

自宅のトイレは、狭い空間や薄暗い明かり、便器の大きさ等。

全て大人用に設計されたものです。

 

オムツを外しての排泄に慣れていない幼児にとっては。

自宅トイレはとても「無理のある場」です。

 

ですので、子供用につくられた「おまる」を有効に活用すべきです。

 

 

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