「迷路遊び」について以下のツイートをしました。
幼児には自由な描画を薦めていますが。どうしても絵が苦手な子には迷路遊びを薦めています。
迷路遊びのステップ。
①ルールを理解し、最後まで出来る。
②線からはみ出さない。
③線にぶつからない。
④出来るだけ早くゴールする。自分の思うように筆を動かせる、という事。
— ひだ ゆう⛄発達相談員(幼児) (@Zteacher2017) January 23, 2019
幼児には自由な描画を薦めていますが。どうしても絵が苦手な子には迷路遊びを薦めています。
迷路遊びのステップ。
①ルールを理解し、最後まで出来る。
②線からはみ出さない。
③線にぶつからない。
④出来るだけ早くゴールする。
自分の思うように筆を動かせる、という事。
絵や塗り絵に興味がなく。描く(書く)ことに苦手意識をもっている子がいます。
そのような場合、「迷路遊び」は有効な遊びの一つです。
本記事では、迷路遊びにどのように取り組ませれば良いのか、お答えします。
記事の内容
1.【子ども】迷路の教え方
取り組ませ方は以下です。
①やり方を簡単に知らせ、子どもの好きなようにやらせる
②迷路の壁にぶつからなかったり、はみ出さなかったりする部分をほめる
③迷路の壁に「ぶつからない」ことを意識させる
④迷路の壁から「はみ出さない」ことを意識させる
⑤「スピードを速く」できるように意識させる
それぞれ解説します。
①やり方を簡単に知らせ、子どもの好きなようにやらせる
まずは、迷路遊びに興味をもって、楽しめることが何より重要です。
遊び方を簡単に知らせ、あとは子どもの好きなようにやらせます。
②迷路の壁にぶつからなかったり、はみ出さなかったりする部分をほめる
迷路の壁にぶつからなかったり、はみ出さなかったりする部分があったら。
「ここ、壁にぶつからなかったね」と、それをほめます。
初めはうまくできません。回数をこなすことでできるようになります。
そのためにも、「楽しく続けられること」が大切であり、勉強的・訓練的にならないことが重要です。
③迷路の壁に「ぶつからない」ことを意識させる
迷路遊びが好きになり、繰り返し楽しめるようになったら。
迷路の壁にぶつからなかった部分をほめます。
ぶつかった部分を注意しないことがポイントです。注意されると、やらなくなります。
④迷路の壁から「はみ出さない」ことを意識させる
迷路遊びが好きになり、ある程度壁にぶつからなくなったら。
次は壁からはみ出してない部分をほめます。
ここでも、はみ出した部分を注意しないことがポイントです。
③、④の段階は焦らないことが重要であり、楽しく続けられることが大切です。
⑤「スピードを速く」できるように意識させる
楽しく遊び。
ある程度、迷路の壁にぶつからなかったり。
はみ出さなかったりするようになったら、最後の段階です。
いつものスピードでも。「すごく速くできたね」と、スピードを速くできるように意識させます。
この段階も焦ることなく、「楽しく続けながら」「徐々に速くなる」が重要です。
2.迷路遊びで育つこと
迷路遊びのルールを理解し、「迷路の壁にぶつからないように」「はみ出さないように」「速くゴールまで行く」ためには。
自分の思ったように筆を動かす必要があります。
絵や塗り絵、文字など、描く(書く)ことの前提となる力は。
「自分の思ったように筆(鉛筆・クレヨン)を動かせる」ということです。
つまり、迷路遊びと絵や文字を描く(書く)ことは同じ力が必要であり。
迷路遊びに楽しく取り組むことでその力が育ちます。
鉛筆の持ち方
スプーンや箸の持ち方がベースとなります。詳しくはこの記事をご覧ください。
3.無料の迷路遊び紹介サイト
「迷路 無料」で検索すると色々なサイトがあり。無料で印刷できます。例えば、以下です。
4.文字を書くための力
文字を書くためには。
「手本を見て同じように」「自分の頭で思い浮かべたように」手で鉛筆を動かす必要があります。
それは、「見たように」「頭に思い浮かべたように」絵を描くことと同じ作業であり。絵を自由に好きなように描けることが、文字を書く前提の力になり得えます。
ただし、絵を自由に描くことは簡単なことではなく。
苦手意識をもっている子は少なくありません。
その場合、「線遊び」や「迷路遊び」は書く目的意識がもちやすく、取り組みやすい有効な遊びの一つです。
5.まとめ:【子ども】迷路の教え方
幼児でも「ボク(ワタシ)は絵がヘタ」と思い込み、描こうとしない幼児がいます。
描く(書く)ことの経験が少なかったり、苦手意識をもっていたりする幼児は少なくありません。
また、絵は自由度が大きすぎるため。
逆にどう描いたらいいのか分からなく場合があります。
その場合、「線遊び」や「迷路遊び」は。
どう遊ぶといいのかが明確なため取り組みやすく、有効な遊びの一つです。
ただし、あくまで、「楽しい遊び」として取り組むことが大切であり。
早急に勉強的・訓練的に進めると逆効果になるので、注意は必要です。