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小学校見学の電話のかけ方【就学相談員が解説】

 

小学校見学の電話をかけることは、保護者にとって初めての経験であり、不安や緊張を感じることもあるでしょう。

しかし、事前にしっかりと準備をしておくことで、スムーズに見学の申し込みができ。

学校の雰囲気や教育方針を直に感じることができます。

 

本記事では。

現役の発達相談員で、地域の就学相談も担当している僕が。

小学校見学の電話のかけ方について、具体的な手順や注意点を詳しく解説します。

見学の重要性についても触れ、見学が子供の教育や将来にどのように役立つのかを理解していただける内容になっています。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

現在、地域の発達相談・保育園巡回のほか。地域の子の小学校入学に向けた相談(就学相談)も担当しています。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.はじめに

 

 

見学の重要性

小学校見学は、子供の教育において非常に重要な役割を果たします。

 

まず、実際に学校の環境や授業の様子を確認することで。

子供がどのような教育を受けるのかを具体的にイメージできるようになります。

これは、学校案内やホームページだけでは得られない貴重な情報です。

 

また、教師やスタッフとの直接のコミュニケーションを通じて。

教育方針や教育理念を深く理解することができます。

 

さらに、子供自身が学校の雰囲気を感じ取ることも重要です。

自分が通う学校に対してポジティブな印象を持つことで。

新しい環境への適応がスムーズになり、学習意欲が高まることが期待されます。

 

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2.事前準備

 

 

情報収集

学校見学をスムーズに進めるためには、事前の情報収集が欠かせません。

 

まず、学校の基本情報を確認することから始めましょう。

学校のウェブサイトやパンフレットには、教育方針やカリキュラム、施設の概要などが詳しく記載されています。

これらを読むことで、その学校がどのような教育を提供しているのか、また自分の子供に合っているかを判断する材料となります。

 

次に、見学の受け入れ状況を確認しましょう。

学校によっては見学日が定められていたり、事前予約が必要だったりする場合があります。

多くの学校はウェブサイトや電話で見学の申し込みを受け付けています。

見学が可能な日程や時間帯を確認し、自分のスケジュールと照らし合わせて予約を入れるようにしましょう。

 

連絡先の確認も重要です。

学校への問い合わせは、通常、電話かメールで行うことが多いですが、どちらの方法が適しているかも確認しておくと安心です。

特に電話での問い合わせの場合、受付時間が限られていることもありますので、学校の営業時間を調べておくと良いでしょう。

また、見学の際に直接聞きたい質問事項をリストアップし、連絡の際にあらかじめ伝えておくと、当日の見学がより有意義なものとなります。

 

このように、事前の情報収集をしっかり行うことで、小学校見学がスムーズに進み、必要な情報を十分に得ることができます。

これにより、子供にとって最適な教育環境を見つける手助けとなるでしょう。

 

スケジュール調整

小学校見学の際には、自分の都合と学校の見学可能な日程を調整することが重要です。

 

まず、自分のスケジュールを確認しましょう。

仕事や家庭の予定を考慮し、見学に適した日程をいくつかピックアップしておくと、学校との調整がスムーズに進みます。

 

次に、学校の見学可能な日程を調べます。

多くの学校は、見学可能な日程や時間帯をウェブサイトに掲載している場合があります。

これを確認し、自分の都合と照らし合わせて、希望する見学日を決定しましょう。

学校によっては、特定の曜日や時間帯にしか見学を受け付けていない場合もあるため、事前にしっかりと調査しておくことが大切です。

 

見学日程が決まったら、早めに学校に連絡を入れましょう。

特に人気のある学校は見学希望者が多いため、希望する日程が埋まってしまうこともあります。

連絡の際には、複数の日程を提案することで、学校側も調整しやすくなります。

また、見学の予約が完了したら、スケジュールにしっかりと記入し、見学日が近づいてきたら再確認することをお勧めします。

 

さらに、見学当日に余裕を持って行動できるよう、交通手段や所要時間も事前に確認しておくと良いでしょう。

これにより、当日の遅刻やトラブルを防ぎ、スムーズに見学を進めることができます。

スケジュール調整をしっかり行うことで、小学校見学が有意義なものとなり、子供に最適な教育環境を見つける一助となるでしょう。

 

質問事項のリスト作成

小学校見学を有意義にするためには、事前に確認したい質問事項をリストアップしておくことが重要です。

 

まず、学校の教育方針やカリキュラムについての質問を考えましょう。

例えば、「どのような教育理念に基づいて教育が行われていますか?」や、

「学年ごとの具体的なカリキュラム内容はどのようになっていますか?」といった質問です。

 

次に、学校の設備や環境についても確認したい事項をリストに含めましょう。

例えば、「教室や運動場の設備はどのようなものがありますか?」や、

「図書館やパソコン室などの利用状況はどうなっていますか?」といった質問が考えられます。

 

また、学校の安全対策や健康管理についても重要なポイントです。

「防犯対策や緊急時の対応はどのように行われていますか?」や、

「保健室の体制や健康診断の頻度はどうなっていますか?」といった質問を用意しましょう。

 

さらに、学校生活の詳細についても質問を用意すると良いでしょう。

「一日のスケジュールはどのようになっていますか?」や、

「給食の内容やアレルギー対応はどうなっていますか?」といった具体的な質問が役立ちます。

 

また、クラブ活動や課外活動についても確認しておくと、子供の興味や適性に合った活動があるかを知ることができます。

 

最後に、学校の雰囲気や教師の対応についても質問を準備しましょう。

「教師と生徒の関係はどのように築かれていますか?」や、

「保護者とのコミュニケーションの取り方は?」といった質問が考えられます。

 

これらの質問を事前にリストアップすることで、見学当日に効率的に情報を収集でき。

学校選びの判断材料を豊富に得ることができます。

 

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3.電話のかけ方

 

 

タイミング

小学校見学の電話をかける際には、適切な時間帯を選ぶことが大切です。

 

まず、学校の通常の業務時間を確認しましょう。

多くの小学校では、平日の午前9時頃から午後4時頃までが一般的な業務時間です。

この時間内に電話をかけることで、担当者が対応しやすくなります。

 

具体的には、午前中の10時から11時半、もしくは午後の1時半から3時頃が最も適した時間帯と言えます。

朝一番や昼休み直後は、学校側が忙しいことが多いため避けるのが無難です。

 

特に月曜日や長期休暇明けの初日は業務が立て込んでいることが多いため、可能であれば他の日を選ぶようにしましょう。

 

また、特別行事や会議が行われる日も避けると良いでしょう。

学校のカレンダーやホームページで確認できる場合もありますので、事前にチェックしておくと安心です。

電話をかける際は、自己紹介をしっかり行い、要件を簡潔に伝えることが大切です。

 

「〇〇小学校の見学についてお伺いしたく、お電話させていただきました」というように。

最初に要件を伝えると、担当者も話を進めやすくなります。

 

もし電話をかけた際に担当者が不在の場合や忙しい時間帯であった場合は。

後日再度かけ直すか、折り返しの連絡を依頼すると良いでしょう。

 

このように、適切な時間帯に電話をかけることで。

スムーズに見学の予約を取ることができ、学校側にも好印象を与えることができます。

タイミングを考慮した連絡は、見学の第一歩として非常に重要です。

 

電話の流れ

小学校見学の電話をかける際の基本的な流れを以下に説明します。

適切な手順を踏むことで、スムーズなやり取りが可能になります。

 

①挨拶と自己紹介

まず、電話が繋がったら丁寧に挨拶し、自己紹介をします。

「お忙しいところ失礼いたします。私、〇〇と申します。」

担当者がわからない場合は、「学校見学の担当の方はいらっしゃいますか?」と尋ねると良いでしょう。

 

②見学の依頼

担当者が対応してくれたら、見学の希望を具体的に伝えます。

「〇〇小学校の見学を希望しており、お電話させていただきました。見学をさせていただくことは可能でしょうか?」

 

③希望日程の提案

自分の都合の良い日程をいくつか提案します。

「こちらの都合としては、〇月〇日か〇月〇日が希望ですが、ご都合はいかがでしょうか?」

 

④質問事項の確認

見学に関する質問事項があれば、このタイミングで確認します。

「見学時に学校のカリキュラムについてお伺いしたいのですが、担当の先生とお話しすることは可能でしょうか?」

 

⑤お礼と確認事項の再確認

見学の日時が決定したら、感謝の意を伝え、確認事項を再確認します。

「ありがとうございます。それでは、〇月〇日の〇時に伺わせていただきます。

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」

 

⑥連絡先の提供

必要に応じて、自分の連絡先を伝えておくと良いでしょう。

「万が一何か変更がありましたら、こちらの電話番号(〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)にご連絡いただけますでしょうか。」

 

このような流れで電話をかけることで、相手に対して丁寧で誠実な印象を与え、スムーズに見学の予約を進めることができます。

事前にメモを用意しておくと、緊張せずに電話をかけることができるでしょう。

 

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4.実際の電話例

 

 

例文1:初めての問い合わせ

受話器を取る

学校: 「はい、〇〇小学校です。」

自分: 「お忙しいところ失礼いたします。私、△△と申します。」

 

担当者の確認

自分: 「見学の担当の方はいらっしゃいますか?」

 

担当者が対応

担当者: 「私が見学担当の〇〇です。どのようなご用件でしょうか?」

自分: 「〇〇小学校の見学を希望しており、お電話させていただきました。見学をさせていただくことは可能でしょうか?」

 

見学の依頼と希望日程の提案

担当者: 「見学は可能ですが、具体的な日程はいつごろご希望ですか?」

自分: 「こちらの都合としては、〇月〇日か〇月〇日が希望ですが、ご都合はいかがでしょうか?」

 

日程調整

担当者: 「〇月〇日の〇時はいかがでしょうか?」

自分: 「はい、〇月〇日の〇時で問題ありません。」

 

質問事項の確認

自分: 「見学時に学校のカリキュラムについてお伺いしたいのですが、担当の先生とお話しすることは可能でしょうか?」

担当者: 「はい、そのように手配いたします。」

 

お礼と確認事項の再確認

自分: 「ありがとうございます。それでは、〇月〇日の〇時に伺わせていただきます。本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」

担当者: 「お待ちしております。お気をつけてお越しください。」

 

連絡先の提供

自分: 「万が一何か変更がありましたら、こちらの電話番号(〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)にご連絡いただけますでしょうか。」

担当者: 「承知しました。それでは、当日お待ちしております。」

 

電話を切る

自分: 「失礼いたします。」

 

例文2:日程変更の依頼

受話器を取る

学校: 「はい、〇〇小学校です。」

自分: 「お忙しいところ失礼いたします。私、△△と申します。」

 

担当者の確認

自分: 「先日、見学の予約をさせていただいたのですが、見学の担当の方はいらっしゃいますか?」

 

担当者が対応

担当者: 「私が見学担当の〇〇です。どのようなご用件でしょうか?」

自分: 「お世話になっております。先日、〇月〇日の〇時に見学の予約をさせていただいた△△です。」

 

日程変更の依頼

自分: 「急なお願いで申し訳ないのですが、都合がつかなくなってしまい、見学の日程を変更させていただけないかと思いまして。」

 

希望日程の提案

担当者: 「それは承知いたしました。変更希望の日程はございますか?」

自分: 「はい、可能であれば、〇月〇日か〇月〇日は空いていますでしょうか?」

 

日程調整

担当者: 「〇月〇日の〇時で調整可能です。」

自分: 「ありがとうございます。その日程でお願いいたします。」

 

質問事項の再確認

自分: 「見学時にお伺いしたい質問は変更ございませんので、よろしくお願いいたします。」

 

お礼と確認事項の再確認

自分: 「お手数をおかけしまして申し訳ありません。改めて、〇月〇日の〇時に伺わせていただきます。本日はお忙しい中、ありがとうございました。」

担当者: 「承知いたしました。それでは、当日お待ちしております。」

 

連絡先の再確認

自分: 「念のため、変更がありましたらこちらの電話番号(〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)にご連絡いただけますでしょうか。」

担当者: 「承知しました。それでは、当日お待ちしております。」

 

電話を切る

自分: 「失礼いたします。」

 

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5.まとめ:小学校見学の電話のかけ方

 

 

見学の依頼が完了したら、見学当日に確認したい質問事項をまとめておくと良いでしょう。

質問事項は事前にリストアップし、電話の際に担当者に伝えておくと当日の見学が有意義になります。

見学日時が確定したら、感謝の気持ちを伝え、連絡先を再確認することも忘れずに。

 

万が一、見学の日程変更が必要になった場合も、早めに連絡を入れ、丁寧に依頼することでスムーズに再調整ができます。

これらのポイントを押さえることで、電話での見学依頼がスムーズに進み、学校側にも好印象を与えることができます。

しっかりと準備をして、安心して小学校見学に臨みましょう。

 

 

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