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幼稚園の個人懇談で聞くこと【元保育者が解説】

 

個人懇談は、親と教師が直接コミュニケーションをとり、子供の成長や発達状況を共有する貴重な機会です。

この対話を通じて、家庭と幼稚園が一体となり、子供の教育やサポート体制を強化することができます。

また、親が日々の疑問や不安を解消し、子供に適切なアプローチを取るための具体的なアドバイスを得られる場でもあります。

個人懇談は、子供の健全な成長と学びを促進するために非常に重要な役割を果たしています。

 

本記事では。

元)保育者、現)幼稚園巡回指導員である僕が。

幼稚園の個人懇談に備えるための具体的な質問例や準備のポイントを紹介します。

 

【僕の簡単なプロフィール】

保育者として20年。その後、地域の発達相談員と幼稚園・保育園巡回の経験が15年ほどあり。

大学院では保育や教育の心理学(学校心理学)を専攻していました。

現在、地域の発達相談・保育園巡回のほか。地域の子の小学校入学に向けた相談(就学相談)も担当しています。

所持資格:公認心理師(国家資格)、幼稚園教諭、小学校教諭など

詳しいプロフィールはこちら

 

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1.準備段階

 

 

幼稚園からの案内や通知をよく読む

幼稚園からの案内や通知には、個人懇談の日程や場所、持参物、具体的なテーマなど重要な情報が含まれています。

これらをしっかりと確認することで、スムーズに準備を進めることができます。

 

特に、懇談の内容に関する案内がある場合は、事前に考えておくべき質問や話題を整理する助けになります。

 

幼稚園の指示やガイドラインを理解し遵守することは。

懇談会を有意義なものにし、教師とのコミュニケーションを円滑に進めるために重要です。

 

自分の子供に関する最近の情報を整理する

まず、子供の最近の成長や発達、特に新しいスキルや興味を観察し、メモしておきます。

また、家庭での行動や食事、睡眠パターンなどの日常生活の変化も記録します。

 

さらに、子供が最近直面している課題や困りごと、友達関係や好きな遊びなども考慮に入れると良いでしょう。

これにより、具体的かつ実際的な質問ができ、教師との対話がより充実したものになります。

 

質問をリストアップしておく

例えば、子供の遊びの様子や友人関係、行動パターンについて具体的に知りたい点を箇条書きにします。

 

また、家庭で困っていることなどについても質問を用意すると良いでしょう。

リストアップすることで、聞き忘れを防ぎ、短い懇談時間を最大限に活用することができます。

 

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2.質問事例

 

 

生活習慣

・朝の所持品の始末や着替えはできますか

・トイレはできますか

・食事は一人でできますか

・片付けはできますか

 

遊び・友達関係

・何して遊んでいますか

・誰と遊んでいますか

・友達とどんな遊びをしていますか

・ケンカや仲直りはしますか

 

クラス活動

・座って参加できますか

・先生の話を聞いていますか

・指示通りに活動できますか

 

その他

・絵本の読み聞かせは楽しんでいますか

・折り紙や制作遊び等、手先を使う遊びはできますか

・ルールのある遊びは守ってできますか

・運動遊びは楽しめますか

・困ったことを言葉や動作で先生に伝えますか

 

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3.幼稚園でできていないこと

 

 

先生のやり方を聞く

幼稚園でできていないことがあれば。

 

園ではどのようにやっているか。

やり方を具体的に先生に聞きます。

 

そして、可能なら自宅でも同じようにやってみます。

 

できないことを聞くだけでは、何の役にも立ちません。

それに対する園での具体的な方法が、役に立つことです。

 

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4.まとめ:幼稚園の個人懇談で聞くこと

 

 

個人懇談は長い時間をとれません。

その時間を有効に使うためにも、事前の準備は大切です。

 

今現在、できていないことや苦手なことがあっても慌てないことです。

そのために、園に通っているのですから。

 

ですので、先生にやっていただている方法をよく聞き。

その方法で、自宅でも試してみるのが良いやり方です。

 

 

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