幼児発達相談
『園で、友達と遊具の貸し借りが出来ない』「自宅で、親子で遊ぶ時、貸し借りしてますか?」と聞くと。ほとんどの方はやっていない。
親に遊具を貸せないなら、子供同士はもっとムリ。親子で貸し借りをする場合。子の一番好きな物ではなく、貸してくれそうな物を選ぶのがポイント。
— ひだ ゆう🍰発達相談員(幼児) (@Zteacher2017) February 4, 2021
幼児発達相談
『園で、友達と遊具の貸し借りが出来ない』
「自宅で、親子で遊ぶ時、貸し借りしてますか?」と聞くと。ほとんどの方はやっていない。
親に遊具を貸せないなら、子供同士はもっとムリ。
親子で貸し借りをする場合。子の一番好きな物ではなく、貸してくれそうな物を選ぶのがポイント。
幼稚園や保育園で集団生活が始まると、問題になることが多いのは。
友達との物の貸し借りです。
おもちゃの貸し借りでトラブルになることが少なくありません。
本記事では、家庭でできる「友達と物の貸し借り」の解決方法を3つのステップで。
現役の発達相談員の僕が解説します。
記事の内容
1.はじめに
友達と貸し借りできない場合の解決方法は、
「家庭で親と遊ぶときに、貸し借りをする」です。
保育園で「友達とおもちゃの貸し借りができない」と心配していても。
家庭で親と遊ぶときには貸し借りをしている人は、あまりいません。
親(大人)と貸し借りできないなら、子どもの同士の貸し借りはもっとむずかしいです。
まずは、家庭で親と貸し借り経験が大切です。
1.【子ども】貸し借りができない【3ステップで解決】
親子で一緒に遊んでいるとき。
具体的にどう進めるのかを3つのステップで説明します。
【例:親子でミニカーで遊んでいるとき】
ステップⅠ
貸し借りに慣れていない初めの段階は、子どもが貸してくれそうな物を選びます。
子どもが一番お気に入りの黒いミニカーで遊んでいるとします。
子どもが遊んでいない、あまり好きじゃない白いミニカーを持って
「これパパに貸して」といいます。
貸してくれたら。「貸してくれてありがとう。パパうれしいよ」と言います。
子どもは「貸してもらえると相手はうれしい」ということが気づけない場合があるからです。
ステップⅡ
ステップⅠに慣れてきたら、「2番目・3番目に好きな」ミニカーを貸してもらいます。
徐々に貸すむずかしさを上げてください。
貸してもらえたら同じようにお礼をいいます。
ステップⅢ
ステップⅡまで慣れたら、最終段階です。
「今遊んでいる一番好きな」ミニカーを、遊び終えたころをみて貸してもらってください。
貸してくれないなら、ステップⅡにもどります。
あせらず、時間をかけてください。
補足:「貸してあげる」という言葉も
子どもに貸してもらうばかりではなく。
親から「これ貸してあげる」と、子どもに貸してあげることも有効です。
その言葉を友達にもマネできたり。
人から貸してもらえてうれしい気持ちが経験できたりします。
2.子どもの貸し借りの注意点
家庭はリラックスの場です。
貸し借りに慣れていない場合、家庭でやりすぎると子どもはストレスです。
ですので、やり過ぎには注意してください。
3.まとめ:【子ども】貸し借りができない【3ステップで解決】
家庭での貸し借りが上手になってきたら。
次の目標は幼稚園・保育園の先生との貸し借りです。
先生にお願いしてみてください。
まずは大人との貸し借りをスムーズにできるようにし、次に子ども同士です。
おもちゃの貸し借り対応方法